見聞記
第2回国際移植学会(3)
中村 宏
1
1慶大泌尿器科
pp.87-90
発行日 1970年1月20日
Published Date 1970/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200856
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一般演題:臓器移植—その1—(続き)
「人の腎同種移植のリシピエントにおける放射性同位元素をラベルしたC'3およびC'4の代謝」(Charles B.Carpenter他,Peter Bent BrighamHosp.,Robert Breck Brigham Ho-sp.,Harvard Medical School, Bos-ton, and Scripps Clinic and Rese-arch Foundation, Calif.)
2つ以上の補体成分を同時に測定すると,拒否反応時におけるこれらの変動は一般に平行した動きを示す。病理学的所見でも血清学的変化でも,同種移植腎が拒否反応を起こしているときに,補体の利用が盛んになつていることを示す確かな証拠はないので,高度に純化し,機能的に活性を有する放射性同位元素をラベルしたC'3とC'4を用いた代謝の研究を行なつた。
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