見聞記
第2回国際移植学会(1)
中村 宏
1
1慶大泌尿器科
pp.937-940
発行日 1969年11月20日
Published Date 1969/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200789
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国際移植学会は1967年パリで開かれたのが最初だが,その第2回は1968年9月7〜11日にニユー・ヨーク市のAmericana Hotelで開かれた。本学会会長のJohn MarquisConverseと秘書のFelix T.Rapa-portとが共同でこの学会の会頭に当つた。国際移植学会の対象とする範囲は広く,骨髄移植,妊娠と移植,癌と免疫学と移植,臓器保存,臓器移植(腎・心・肝・肺・腸・膵・脾など),移植遺伝学,移植における組織適合性検査,異種性抗血清,移植抗原,移植における血清化学,免疫生物学といつた多方面にわたる問題が取り上げられたが,ここでは腎移植に関連した演題についてのみ御紹介することにしたい。
シンポジウム—臓器保存(座長:Cdr.K.W.Sell, MC, USN, U.S.Naval Tissue Bank, Bethesda, Md.)
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