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新薬治験
尿管結石症に対するNT-832(パドリン)の使用経験
USE OF PADRIN IN URETERAL CALCULI
黒田 恭一
1
,
津川 龍三
1
Kyoichi KURODA
1
,
Ryuzo TSUGAWA
1
1金沢大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
pp.1059-1060
発行日 1967年12月20日
Published Date 1967/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200315
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Ⅰ.緒言
尿管結石症の治療法の決定は,その性状,腎機能,感染の有無などの医学的要素はもちろん,比較的青壮年に多いため,本人の社会生活をも考慮に入れる必要があり,できうる限り保存的に自然排出を期待することになるが,種々の方法を講じてこれを積極的に推進することが望まれる。
今回われわれは藤沢薬品よりNT-832(パドリン)の提供をうけ,本症への臨床的応用を試みたのでその結果を報告する。なお症例の検討に当つては第1表のごとき各機関の協力を得たので発表に先立ち謝意を表する。
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