Japanese
English
綜説
腎結核
RENAL TUBERCULOSIS
堀内 誠三
1,2
Seizo HORIUCHI
1,2
1三井厚生病院泌尿器科部
2東京大学
1Department of Urology, Mitsui-kosei Hospital
2Medical Faculty, the University of Tokyo
pp.513-521
発行日 1967年6月20日
Published Date 1967/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200186
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はじめに
腎結核については,すでに数多くの研究が報告されている。これらの研究も化学療法の出現によつて対象が異なつてきた。例えば過去に最も多くの論争を惹き起こした発生機転や発展についての研究はすでに発表40)されている事実より,あまり進展せず最近は極めて少ない23),41),69)。一方化学療法を十分施行されるようになつた最近はその初期の報告34)とまた相当変つた報告が多くなつているがこれらは主として治療方針が中心である。
しかし現在もなお腎結核の治療方針は必ずしも一致した見解はない。これは化学療法によつても解決されない点が数多くあり,多くの人々の研究にもかかわらず,確実な解答をえられない問題があるためである。
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