Japanese
English
特集 過活動膀胱と紛らわしい疾患・病態―鑑別診断のポイント
Ⅲ.婦人科疾患
2.子宮癌・子宮筋腫・陰唇癒着症
Differential diagnosis of overactive bladder:gynecological diseases(cervical cancer, myoma uteri and labial adhesion)
加藤 久美子
1
,
鈴木 省治
1
,
鈴木 晶貴
2
,
山本 茂樹
2
,
古橋 憲一
1
,
鈴木 弘一
1
,
服部 良平
1
Kumiko Kato
1
,
Shoji Suzuki
1
,
Akitaka Suzuki
2
,
Shigeki Yamamoto
2
,
Kenichi Furuhashi
1
,
Koichi Suzuki
1
,
Ryohei Hattori
1
1名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科
2名古屋第一赤十字病院泌尿器科
キーワード:
子宮頸癌
,
子宮筋腫
,
過活動膀胱
Keyword:
子宮頸癌
,
子宮筋腫
,
過活動膀胱
pp.519-524
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103248
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要旨 骨盤底は性差が大きく,女性下部尿路症状には婦人科疾患が関与する場合がある。混合性尿失禁と頻尿から進行子宮頸癌を発見した症例,子宮筋腫で膀胱過伸展に伴い間欠的な尿閉を起こした症例,頻尿と尿失禁の主訴で陰唇癒着症がみつかった症例を提示する。過活動膀胱診療ガイドラインにあるように,尿検査,残尿検査は最低行うこと,婦人科疾患の可能性を念頭に置くこと,内診や膀胱鏡,画像検査を必要に応じ行うことが大切である。
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