学会印象記
第4回世界消化器内視鏡学会印象記
竹本 忠良
1
1山口大学第1内科
pp.1289-1291
発行日 1978年9月25日
Published Date 1978/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107517
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MadridのⅣ World Congress of Digestive Endoscopyの印象記をおとどけする.この学会の運営は,日本人では到底考えられないようなルーズ,よくいえばのんびりした光景がいたるところにみられ,会場でも,Hasta maña(「アスタ・マニヤーナ」また明日)というヤジも何回かきいた.時間などに対ずる感覚がルーズなことは,この前スペインを旅行したときにも体験していたが,世界学会の運営でもイライラさせられた人は多かったと思う.
この学会に参加するため,私たちのグループは5月30日のJAL433便で,機動隊のものものしい警戒の成田新東京国際空港を22:30とびたった.この便にも,Madridの学会に参加する顔なじみの消化器病学研究者が多く,出発前から,遠足前のような和やかな気分があふれていた.
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