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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅵ 術式別にみた術前・術後管理
068 尿路変向術(回腸導管)
Urinary diversion(ileal conduit)
古家 琢也
1
,
米山 高弘
1
,
橋本 安弘
1
Takuya Koie
1
,
Takahiro Yoneyama
1
,
Yasuhiro Hashimoto
1
1弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座
pp.369-371
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102745
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[1]はじめに
尿路変向術は,膀胱全摘除術や骨盤内臓全摘除術に伴って施行されるものである。その中で回腸導管は,1950年にBrickerにより提唱された方法で1),歴史が古く手術成績が安定しているなどの理由から,現在日本で最も多く施行されている2,3)。腸管(主に小腸)を利用するため,周術期の管理には細心の注意が必要である。本項では,回腸導管造設術における術前・術後管理,合併症を減らすための術中の工夫,ならびに注意すべき合併症とその対策について述べる。
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