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手術手技 指導的助手からみた泌尿器科手術のポイント・3
腎尿管全摘除術(開腹術)
Open radical nephroureterectomy
平原 直樹
1
,
三神 一哉
2
,
伊藤 吉三
1
,
三木 恒治
2
Naoki Hirahara
1
,
Kazuya Mikami
2
,
Yoshizo Ito
1
,
Tsuneharu Miki
2
1京都第二赤十字病院泌尿器科
2京都府立医科大学泌尿器外科学
キーワード:
腎尿管全摘除術
,
経腰的到達法
,
下腹部傍腹直筋切開
Keyword:
腎尿管全摘除術
,
経腰的到達法
,
下腹部傍腹直筋切開
pp.109-113
発行日 2011年2月20日
Published Date 2011/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102206
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要旨 本稿では,開腹による腎尿管全摘除術のポイントとともに鏡視下手術の適応が拡大している現状においての開腹手術がどのように位置付けされるのか,指導的助手として若手医師に指導する立場から解説する。開腹手術の方法もさまざまであるが,進行しており腫瘍が大きな場合や拡大リンパ節郭清が必要な場合,側臥位をとれない場合には,腎門部への到達が容易となる経腹的到達法や経胸腰的到達法で行うほうがよい。しかし,腹腔を開放しない腹膜外後腹膜到達法は,泌尿器科医が最も精通しておくべき手術法であると考える。そのような観点から,本稿では腹膜外アプローチである経腰的到達法+下腹部傍腹直筋切開による到達法について解説する。
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