書評
「栄養塾 症例で学ぶクリニカルパール」―大村健二 編集
片多 史明
1
1亀田総合病院卒後研修センター・神経内科
pp.569
発行日 2010年7月20日
Published Date 2010/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102082
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どの診療科が専門であっても,臨床医として修得しておかなければならない基本的事項がいくつかある。栄養管理は,感染症の診断・治療や,水分電解質管理と並ぶ患者マネジメントの基本であり,臨床医必須の知識・技術である。しかし,栄養管理法・臨床栄養学について,卒前に十分な教育を実施している大学はまだまだ少ない。卒後教育においても,各種疾患の診断・治療に重きが置かれる中で,栄養管理が長い間軽視されてきたことは否めない。専門学会を中心とした,臨床栄養の卒後教育の取り組みが実を結び,各施設でも栄養管理についての教育に目が向けられるようになったのは,まだつい最近のことである。
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