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特集 泌尿器腫瘍と機能温存手術―スタンダードテクニックとピットフォール
神経温存前立腺全摘除術
Nerve sparing radical prostatectomy
佐々木 裕
1
,
頴川 晋
1
Hiroshi Sasaki
1
,
Shin Egawa
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
神経温存手技
,
intrafascial nerve-sparing
Keyword:
前立腺癌
,
神経温存手技
,
intrafascial nerve-sparing
pp.39-44
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101882
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要旨 前立腺癌の根治手術において,男性機能温存のため,神経温存手技が行われている。近年,腹腔鏡手術やロボット支援手術が広く行われ,拡大視野により前立腺の周囲解剖認識が一新されてきた。こうした中でintrafascial nerve-sparingなど,前立腺の前側方の前立腺筋膜を温存する手術手技が開発された。しかし,これらの新しい神経温存手技も,勃起に関与する神経分布などがすべて解明されていないなど,いくつかの問題点もある。本稿では,これまでの神経温存手技とintrafascial nerve-sparingについてその手技と問題点を紹介したい。
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