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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
膀胱全摘除術の適応と選択
2.膀胱全摘除術の適応と選択
Practical considerations in radical cystectomy for patients with urothelial carcinoma of the bladder
山中 望
1
,
日向 信之
1
,
山崎 隆文
1
,
大場 健史
1
,
結縁 敬治
1
1神鋼病院泌尿器科
キーワード:
膀胱全摘除術
,
neobladder
,
リンパ節郭清術
Keyword:
膀胱全摘除術
,
neobladder
,
リンパ節郭清術
pp.23-29
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101686
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要旨:膀胱全摘除術と骨盤リンパ節郭清術は,浸潤性膀胱癌に対する標準治療である。しかし,手術侵襲が高いことや尿路変向術によるQOL低下などから,たとえ浸潤癌であっても,患者も医師もその受け入れを躊躇せざるを得ない場合があった。1980年代に登場したneobladderは,術後のライフスタイルにほとんど変化がないことから急速に普及し,T1G3から局所浸潤癌まで適応が拡大されつつある。本稿では,①neobladderを選択する場合の腫瘍学的考察,②T1G3の概念と膀胱全摘除術の適応,③骨盤リンパ節郭清の意義,④尿路変向術の選択,などにつき筆者らの経験を概説するとともに,若干の文献的考察を加えた。
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