Japanese
English
特集 前立腺肥大症のいま―古くて新しい疾患
前立腺肥大症のいま
Benign prostatic hyperplasia:Update
高橋 悟
1
Satoru Takahashi
1
1日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科分野
キーワード:
下部尿路症状
,
α1遮断薬
,
過活動膀胱
Keyword:
下部尿路症状
,
α1遮断薬
,
過活動膀胱
pp.183-188
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101357
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 前立腺肥大症(benign prostatic hyperplasia:BPH)とは,本来組織学的な状態を示すものである。しかし,実際は「50歳以上の男性の下部尿路症状(male LUTS)を呈する状態であり,その病因として神経疾患などの明らかな他の原因を認めない状態を大まかに指すもの」と考えられる。2001年(平成13年)に泌尿器科領域の治療標準化に関する研究班により「前立腺肥大症診療ガイドライン」が策定された。その意義は大きかったが,その後の疫学,自然史研究の進歩や新しい治療法の登場で,現在さまざまな問題点を持つことも事実である。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.