Japanese
English
特集 過活動膀胱のすべて
過活動膀胱の治療―2)Neuromodulation
Treatment of overactive bladder:Neuromodulation
山西 友典
1
,
水野 智弥
1
,
中西 公司
1
,
吉田 謙一郎
1
Tomonori Yamanishi
1
,
Tomoya Mizuno
1
,
Kimihiro Nakanishi
1
,
Ken-Ichiro Yoshida
1
1獨協医科大学泌尿器科
キーワード:
電気刺激
,
過活動膀胱
,
干渉低周波
Keyword:
電気刺激
,
過活動膀胱
,
干渉低周波
pp.603-609
発行日 2007年7月20日
Published Date 2007/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101240
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要旨 Neuromodulationには(干渉低周波療法を含む)電気刺激療法,磁気刺激療法,体内植え込み式(仙髄神経根電気刺激法)があるが,本邦では干渉低周波療法のみが保険適用となっている。過活動膀胱に対する電気刺激療法のメカニズムは,主に仙髄領域の求心路刺激による排尿反射の抑制によると考えられている。電気刺激療法の過活動膀胱に対する有効性は治癒30~50%,改善60~70%と報告され,dummy装置を使用した2重盲検試験によりその有効性も裏付けられた。また,持ち越し効果(carry over effect)や長期持続効果も報告されている。仙髄神経根電気刺激法は,難治性の過活動膀胱に有効であるが,侵襲的であり,本邦での保険適用はない。最近,非侵襲的な刺激法として,磁気刺激療法が注目されている。
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