学会印象記
第101回米国泌尿器科学会(AUA 2006)に参加して
岡田 淳志
1
1愛知厚生連海南病院泌尿器科
pp.594-596
発行日 2006年7月20日
Published Date 2006/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100708
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本年のAUAは2006年5月20日より25日の6日間,ジョージア州アトランタのGeorgia World Congress Centerで開催されました。
ジョージア州の州都であるアトランタは,人口は40万人ほどの都市ですが,アメリカ南部において交通,通信産業,商業の中心都市となっております。その顕著たる例が,アトランタ国際空港(Hartsfield Atlanta International Airport)です。この空港はターミナル面積が世界最大で,その年間の乗降客は1998年より7年連続世界一を誇っています。成田空港より約13時間のフライトで,全く昼夜逆転の状態にてアトランタ国際空港に降り立った私たちは,約1時間の厳しい入国審査の列に並んだのち出口を目指しました。しかし一度受け取った荷物を,さらにもういちどベルトコンベアーで流したのち進んだ場所は,何kmも続く地下施設でした。この空港はあまりに広すぎるため,施設内に7つもの駅が存在し,コンコース・ターミナルへは地下モノレールに乗って長距離を移動するのです。最終駅は「Baggage Claim」駅で,ここで再度荷物と巡り会い,やっと空港から出ることができました。気づけば飛行機を降りてから2時間経過しており,改めて「世界一」の広さを実感しました。
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