Japanese
English
特集 前立腺生検の最前線
経会陰的到達法・仙骨麻酔
Transperitoneal biopsy under caudal anesthesia
河合 憲康
1
,
宇佐美 雅之
1
,
成山 泰道
1
Noriyasu Kawai
1
,
Masayuki Usami
1
,
Hiromichi Naruyama
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野
キーワード:
前立腺生検
,
経会陰的到達法
,
仙骨麻酔
Keyword:
前立腺生検
,
経会陰的到達法
,
仙骨麻酔
pp.473-476
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100557
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨
前立腺生検における前立腺への到達法には,1)経会陰的と2)経直腸的の2つがある。いずれも経直腸超音波プローブを用いて前立腺の解剖とエコー強度を観察することにより,系統的に生検を行うべきである。到達法としていずれかを選択するかは,それぞれのメリット,デメリットを考慮する必要がある。経直腸的のメリットは簡便さであり,デメリットは感染と出血である。経会陰的のメリットは経直腸的より感染が少ないこと,デメリットは仙骨麻酔が必要で簡便ではないことである。いずれの方法が適当であるか検討した報告はないが,前立腺生検に関する論文の傾向から,前立腺生検における経会陰的到達法は主流ではないと思われる。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.