Japanese
English
特集 前立腺生検の最前線
前立腺生検の適応
Indication of prostate needle biopsy
鈴木 和浩
1
,
伊藤 一人
1
,
山中 英壽
1
Kazuhiro Suzuki
1
,
Kazuto Ito
1
,
Hidetoshi Yamanaka
1
1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器病態学
キーワード:
PSA
,
直腸指診
,
経直腸的超音波断層法
Keyword:
PSA
,
直腸指診
,
経直腸的超音波断層法
pp.455-459
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100554
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要旨
前立腺生検はPSAによるスクリーニングの普及に伴い,施行数が増加している。われわれの施設では,年齢階層別のPSA値を主な指標として生検適応を決定している。基準値以下では直腸診や経直腸的超音波検査の所見による。年齢,前立腺体積から算出した多数か所生検法による生検下では,この適応のもとでの生検陽性率が3.1~4.0ng/mlで25.7%,4.1~10.0ng/mlで38.2%,10.1~20.0ng/mlで51.1%,20.1~50.0ng/mlで80.4%,50.1~100ng/mlで93.8%,100.1ng/ml以上で100%であった。今後,PSA関連パラメータや新しい腫瘍マーカーの検討による診断効率の改善を目指したい。
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