病院めぐり
東京都老人医療センター泌尿器科
村山 猛男
pp.967
発行日 2005年11月20日
Published Date 2005/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100425
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当センターは東京都の板橋区に位置し,JR池袋駅から東武東上線で三つ目の大山駅より徒歩で5分もかからない交通の便利な場所にある。いわゆる東京都の城北地域(北区,豊島区,練馬区)に属し,日本大学病院,帝京大学病院,都立豊島病院,大和病院などが近接している。それらの病院と病病連携を行っており,また医師会を含めた城北泌尿器疾患懇話会で定期的に症例検討などの勉強会を行ったり,市民公開講座で一般市民に対しての泌尿器科疾患の啓蒙に努めている。当センターの歴史は非常に古く,明治5年に福祉厚生施設として養育院が開設されると同時に医療業務が行われたのがはじまりで,昭和47年に養育院施設内病院から一般都民も利用できる老人医療専門の養育院附属病院となり,さらに昭和61年,養育院附属病院から老人医療センターと改名した経緯がある。
当センターは福祉局の所管下にあり,同じ構内に東京都老人総合研究所,板橋ナーシングホーム,板橋老人ホームが併置されていて,病院として主に65歳以上の医療を行うほかに,ホームの入所者の健康管理や研究所と連携して高齢者疾患や加齢に関する基礎的研究を行っている。現在,当センターのベッド数は691床で,医師100名で診療に当たっている。
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