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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
体腔鏡下ドナー腎摘除術を安全に行うために―気腹を用いない腹腔鏡補助下ドナー腎摘除術
How to safely perform an endoscopic live donor nephrectomy: Gasless laparoscopy-assisted live donor nephrectomy
牛山 知己
1
,
鈴木 和雄
1
Tomomi Ushiyama
1
,
Kazuo Suzuki
1
1浜松医科大学泌尿器科
キーワード:
生体腎移植ドナー腎摘除術
,
腹腔鏡下手術
,
ガスレス手術
Keyword:
生体腎移植ドナー腎摘除術
,
腹腔鏡下手術
,
ガスレス手術
pp.663-668
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100374
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要旨 われわれの腹腔鏡補助下ドナー腎摘除術は,はじめに切開創を置いた気腹をしない腹壁吊り上げ法で,腹膜外に到達し,必要に応じてハンドアシストを併用している。はじめに切開創を作ることで必要に応じて切開創を広げることができ,術中のトラブルに対しても手を入れてすぐに対処できる。本術式では,ドナーに対する安全を第一に考えることが重要で,さらに腎臓を愛護的に扱い,そのうえで手術時間の短縮や出血量の減少,阻血時間の短縮をめざしていく。緊急処置を要する場合に,開放手術に移行することを躊躇しないことが最も大切である。
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