Japanese
English
症例報告
PUVA療法が奏効したストッキング型generalized morphea
Stocking-type generalized morphea successfully treated with PUVA therapy
清家 正博
1
,
山本 康生
1
,
小玉 肇
1
Masahiro SEIKE
1
,
Yasuo YAMAMOTO
1
,
Hajime KODAMA
1
1高知医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kochi Medical School
キーワード:
ストッキング型generalized morphea
,
高γグロブリン血症
,
抗核抗体価
,
PUVA療法
Keyword:
ストッキング型generalized morphea
,
高γグロブリン血症
,
抗核抗体価
,
PUVA療法
pp.624-626
発行日 2000年7月1日
Published Date 2000/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903307
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60歳,女性.Sjögren症候群のためベタメサゾン1mg/日で加療中,両下腿と両前腕に皮膚硬化が出現した.病理組織学的にmorpheaの所見を示し,皮疹の分布を考慮してストッキング型generalized morphea(GM)と診断した.高γグロブリン血症,抗核抗体1,280倍以上等の免疫血清学的異常を伴っていた.両下腿と両前腕への外用PUVA療法にて,皮膚硬化は消失した.同時にγグロブリン量も正常化し,抗核抗体価も改善したことは,GMの改善に続発した現象である可能性もあるが,PUVA療法によってTh 2細胞が抑制されることにより皮疹が消退した可能性も示唆された.
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