Japanese
English
症例報告
1年の経過で消失をみた先天性血管拡張性大理石様皮斑の1例
A case of cutis marmorata teleangiectatica congenita
川田 寿里
1
,
石川 明道
2
,
山田 裕道
3
Juri KAWADA
1
,
Akimichi ISHIKAWA
2
,
Hiromichi YAMADA
3
1順天堂大学医学部皮膚科学教室
2国際親善総合病院小児科
3国際親善総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Juntendo University School of Medicine
2Department of Pediatrics, International Goodwill Hospital
3Department of Dermatology, International Goodwill Hospital
キーワード:
先天性血管拡張性大理石様皮斑
Keyword:
先天性血管拡張性大理石様皮斑
pp.54-56
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903106
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生下時より1年間にわたり経過観察を行った先天性血管拡張性大理石様皮斑の男児例を報告した.皮斑はほぼ全身にみられたが生後3か月より色調の消退が始まり,6か月で痕跡的にまで減弱し,1年で完全に消失するに至った.合併奇形としては右側脳室の拡大を認めたが脳神経学的検査で異常なく,満1歳の現在まで年齢相応の成長,発育がみられている.
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