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医療界に吹き荒れる嵐,新現代用語について
医学の世界も時代と共に完全な専門の世界よりももっとビジネス化してきており,それに伴って医者が使用する言葉にも変化が見られます.私が“rainmaker”というのを聞いたとき即座に雨乞いをする人のことだと思いました.アメリカでも日本のようにインディアンは時には雨乞いの儀式を行っています.しかし今日では全く別の意味で使われるようになりました,これは企業に顧客や契約をもたらす人間を指しており,通常は引退した政治家のようですが,他には研究所や病院に多額の寄付を行う患者も同じくrainmakerと呼ばれております.
私は先月号でご紹介しました“Japan Style Sheet”を楽しく読んでおりますが,まだ多くの優れた提案がなされています.例えば接尾辞を取り上げてみますと,日本語を話さない人間にはTodai Temple,Oita Prefecture,Minato Ward,Nihon Bridge,Yamanote Lineのほうが良いとされています.私にはMinato-ku,Nihon-Bashiのほうが自然ですが,Nihon-Bashi(Nihon Bridge)というふうにすれば皆に判り安いのではないでしょうかまた人名の表記については名字を先に表し,しかもそれをローマ字化してみてはどうかと提案しています.これはあくまでも個人の好みによりますが,IrieはIriye,OmaeはOhmae,ShizueはShidzueといったふうです.別のおもしろいものとして現在英語になってしまった日本語がaikidoに始まりzoriまで52語列記されています.私としましては更に“ichi-bam”や“hancho/班長”(これは主任や監督者という意味で一般的に使用されています),また“hashi”なども取り入れられても良いのではないかと思います.
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