Japanese
English
症例報告
セファクロル内服が無効であったMRSAによる伝染性膿痂疹続発性ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の2例
Two cases of staphyloccal scaled skin syndrome due to impetigo contagiosa that was invalid taking cefaclor
河出 英明子
1
,
水谷 仁
1
,
谷口 弘隆
1
,
山中 恵一
1
,
稲地 真
1
,
清水 正之
1
Emiko KAWADE
1
,
Hitoshi MIZUTANI
1
,
Hirotaka TANIGUCHI
1
,
Keiichi YAMANAKA
1
,
Shin INACHI
1
,
Masayuki SHIMIZU
1
1三重大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Mie University School of Medicine
キーワード:
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
,
MRSA
,
伝染性膿痂疹
Keyword:
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
,
MRSA
,
伝染性膿痂疹
pp.914-916
発行日 1998年10月1日
Published Date 1998/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902679
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
セファクロル内服が無効であったメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による伝染性膿痂疹続発性ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群の2例を報告した.症例1:4歳女児.近医にて伝染性膿痂疹としてセファクロルドライシロップ内服加療を受けたが皮疹拡大.ミノサイクリンの静脈内投与が有効であった.皮膚,眼脂,咽頭,鼻腔の細菌培養よりMRSAを検出した.症例2:6歳男児.近医にて伝染性膿痂疹としてセファクロルドライシロップ内服加療を受けたが皮疹拡大.ミノサイクリンの静脈内投与が有効であった.皮膚,耳の細菌培養よりMRSAを検出した.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.