Japanese
English
治療
指趾粘液嚢腫に対するフェノール法
Phenolisation to digital mucous cysts
伊藤 嘉恭
1
,
知識 稔
1
,
番場 圭介
1
,
高須 博
1
,
石橋 明
1
Yoshiyasu ITOH
1
,
Minoru CHISHIKI
1
,
Keisuke BANBA
1
,
Hiroshi TAKASU
1
,
Akira ISHIBASHI
1
1防衛医科大学校皮膚科学教室
1Department of Dermatology, National Defense Medical College
キーワード:
粘液嚢腫
,
フェノール法
Keyword:
粘液嚢腫
,
フェノール法
pp.378-380
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902498
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単純切除再発例3例,凍結療法再発例1例を含む10例の指趾粘液嚢腫に対しフェノール法を試みた.10例中3例に再発がみられた.それぞれ術後10日,術後1か月,術後4か月で再発したため再度フェノール処置を追加した.前2者は初期の頃の症例でフェノール圧抵時間を8分と短いものであったため,これ以降15分間圧抵とした.本法は,陥入爪に対するフェノール法と比較してより長く作用させることが重要であり,侵襲が少なく簡便で有用性が高いと考えられた.
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