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特集 最近のトピックス1997 Clinical Dermatology 1997
4 皮膚疾患治療のポイント
悪性黒色腫の新しい化学療法
New chemotherapy for malignant melanoma
神保 孝一
1
Kowichi TIMBOW
1
1札幌医科大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Sapporo Medical University School of Medicine
キーワード:
悪性黒色腫
,
化学療法
,
免疫療法
,
放射線療法
Keyword:
悪性黒色腫
,
化学療法
,
免疫療法
,
放射線療法
pp.159-163
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902195
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悪性黒色腫の化学療法として多くの薬剤が最近試みられている.しかし,その方法は従来通り,DTICである.最近開発された薬剤としてtelnozolomide,dibromotalcitol,taxol,bryostatinが挙げられる.殊にtemozolomideは経口可能なDTIC改良剤として開発され,今後の有用性が期待される.他の薬剤はいずれもこれら薬剤に対する併用薬剤であり,女性ホルモン剤のtamoxifen,また免疫不活剤であるインターフェロン(IFN),インターロイキン2(IL−2),腫瘍壊死因子(TNF)が試みられている.
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