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特集 最近のトピックス1997 Clinical Dermatology 1997
3 新しい検査法と診断法
アトピー性皮膚炎は増えているか
Is the prevalence of atopic dermatitis increasing ?
杉浦 久嗣
1
,
内山 賢美
1
,
尾本 光祥
1
,
佐々木 一夫
1
,
上原 正巳
1
Hisashi SUGIURA
1
,
Masami UCHIYAMA
1
,
Mitsuyoshi OMOTO
1
,
Kazuo SASAKI
1
,
Masami UEHARA
1
1滋賀医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Shiga University of Medical Science
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
乳幼児湿疹
,
疫学調査
,
有病率
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
乳幼児湿疹
,
疫学調査
,
有病率
pp.79-81
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902174
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一定地域(滋賀県大津市)における乳幼児アトピー性皮膚炎の有病率を調べるために,341例の4か月児,339例の10か月児,および341例の3歳児の検診を行った.検診は乳幼児アトピー性皮膚炎が最も活発となる春(4月と5月)に行った.乳幼児アトピー性皮膚炎の発生率は,4か月児30%,10か月児31%,および3歳児20%であった.この調査結果を20年前に京都で行った調査と比べたところ,乳幼児アトピー性皮膚炎の有病率はこの20年間でほとんど変化していなかった.
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