Japanese
English
症例報告
全身性エリテマトーデスに伴った抗リン脂質抗体症候群の1例
A case of antiphospholipid syndrome with systemic lupus erythematosus
小池 且弥
1
,
豊田 典明
1
,
橋本 喜夫
1
,
松尾 忍
1
,
飯塚 一
1
Katsuya KOIKE
1
,
Noriaki TOYOTA
1
,
Yoshio HASHIMOTO
1
,
Shinobu MATSUO
1
,
Hajime IIZUKA
1
1旭川医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
キーワード:
抗リン脂質抗体症候群
,
抗カルジオリピン抗体症候群
,
抗カルジオリピンβ2グリコプロテインI抗体
,
足趾壊疽
Keyword:
抗リン脂質抗体症候群
,
抗カルジオリピン抗体症候群
,
抗カルジオリピンβ2グリコプロテインI抗体
,
足趾壊疽
pp.56-58
発行日 1997年1月1日
Published Date 1997/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902074
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全身性エリテマトーデスに伴う抗リン脂質抗体症候群を報告した.症例は32歳女性で,自然流産歴がある.右第2趾の壊疽を生じ,切断術を施行した.定型的な臨床像と抗カルジオリピンβ2グリコプロテインI抗体が高値を示したことから,抗リン脂質抗体症候群と診断した.自験例では,抗カルジオリピンIgG, IgM抗体は陰性ないし弱陽性であった.本症例の検査結果の解釈について,若干の考察を加えた.
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