Japanese
English
症例報告
骨形成を伴った母斑細胞母斑の1例
A case of nevus cell nevus associated with cutaneous ossification
舟橋 美雪
1,3
,
佐藤 史歩
1
,
米田 和史
1
,
市原 美里
2
Miyuki FUNABASHI
1,3
,
Shiho SATO
1
,
Kazufumi YONEDA
1
,
Misato ICHIHARA
2
1岐阜市民病院皮膚科
2刈谷総合病院皮膚科
3岐阜大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology. Gifu City Hospital
2Department of Dermatology, Kariya General Hospital
キーワード:
母斑細胞母斑
,
骨形成
Keyword:
母斑細胞母斑
,
骨形成
pp.737-739
発行日 1996年8月1日
Published Date 1996/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901957
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症例は41歳女性.幼少時より後頸部に黒色丘疹を2個認めた.臨床的に母斑細胞母斑と診断し切除した結果,両丘疹ともに組織学的には,真皮上層から中層にかけて母斑細胞巣がみられる真皮内型の母斑細胞母斑で,一方の母斑にはその下方に1個の骨組織を認めた.さらに当院における過去の母斑細胞母斑の組織を検討した結果,骨形成を認めた症例1例を得た.母斑細胞母斑に骨形成を伴った症例は本邦では自験例を含め23症例あり,自験例の頸部の症例を除き,すべて顔面の症例であった.
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