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特集 最近のトピックス1995 Clinical Dermatology 1995
IV 治療のポイント
ステロイド内服療法が適応となる場合
尋常性白斑
Oral steroid therapy for vitiligo
伊藤 裕喜
1
Hironobu ITOH
1
1新田町ビル診療所
1Shin-Tamachi Bild. Clinic
キーワード:
汎発型尋常性白斑
,
自己免疫
,
副作用
Keyword:
汎発型尋常性白斑
,
自己免疫
,
副作用
pp.158-160
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901534
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尋常性白斑の基本的治療はPUVA療法であるが,その汎発型の場合は自己免疫反応が関与しており,ステロイドの併用が考えられる.しかし,本症は全く致命性のない疾患であるので,ステロイド併用による副作用は極力避けなければならない.そこで,ステロイド剤を併用する場合に,まず外用を考えるべきであり,やむなく内服の併用を行う場合は,家族歴なども考慮に入れ,さらに患者の年齢をも考慮して慎重に症例を選び,投与量を決めなければならない.また,ステロイド剤の内服と外用を併用したほうが副作用の発現を少なくするのに役立つと考えられる.
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