Japanese
English
症例報告
肉芽腫様外観を呈した石灰化上皮腫の1例
A case of calcifying epithelioma with granulona-like appearance
安部 正敏
1
,
永井 弥生
1
,
田村 敦志
1
,
宮地 良樹
1
Masatoshi ABE
1
,
Yayoi NAGAI
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
石灰化上皮腫
,
表皮穿孔
Keyword:
石灰化上皮腫
,
表皮穿孔
pp.182-184
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901451
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11歳女性の右頬部に生じた石灰化上皮腫の1例を報告した.臨床像は14×13mmの表面褐色調で,血痂を付着したドーム状に隆起する結節であり,その下方には骨様硬の可動性良好な結節を触れた.組織学的に表皮穿孔をきたした石灰化上皮腫と診断,さらに穿孔部の組織学的所見から経表皮排除機構が働いたものと思われた.表皮穿孔を認めたとする同様の報告例は自験例を含め8例あり,若干の文献的考察を含めこれらを検討した.
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