Japanese
English
症例報告
眼瞼浮腫のみで初発した皮膚筋炎の1例
A case of dermatomyositis solely initiated by eye-lids edema
高橋 研一
1
,
六郷 正和
2
,
熱海 正昭
2
Kenichi TAKAHASHI
1
,
Masakazu ROKUGO
2
,
Masaaki ATSUMI
2
1東北大学医学部皮膚科学教室
2東北労災病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
2Department of Dermatology, Tohoku Rosai Hospital
キーワード:
皮膚筋炎
,
診断基準
Keyword:
皮膚筋炎
,
診断基準
pp.53-55
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901097
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両上眼瞼の浮腫性紅斑のみのため受診した39歳の女性に,3カ月後にGottron徴候と筋症状が出現した.皮膚筋炎と診断しステロイド内服を中心とした治療で症状は軽快した.皮疹のみを初発症状とし筋症状を伴わない皮膚筋炎はしばしば見られるが,この症例は,初発疹の段階で治療を開始すれば筋症状の発現を未然に防ぐことができたとも考えられ,反省させられた.皮膚筋炎の診断に関し若干の文献的考察を加えた.
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