Japanese
English
症例報告
Necrobiosis Lipoidicaの1例
A Case of Necrobiosis Lipoidica
飯豊 深雪
1
,
熊切 正信
1
,
小泉 洋子
1
,
大河原 章
1
Miyuki IITOYO
1
,
Masanobu KUMAKIRI
1
,
Hiroko KOIZUMI
1
,
Akira OHKAWARA
1
1北海道大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
キーワード:
リポイド類壊死症
,
糖尿病
,
抗血小板療法
Keyword:
リポイド類壊死症
,
糖尿病
,
抗血小板療法
pp.1095-1098
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901051
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38歳,女性.1982年頃から両下腿に赤褐色の局面が出現し,数が増え,また大きさも拡大してきたため1988年5月10日当科を受診した.それ以前に糖尿病を指摘されたことはなかった.臨床像,病理組織所見からnecrobiosis lipoidicaと診断した.ブドウ糖の経口投与負荷試験で,境界型糖尿病であった.本疾患の成因をmicro—angiopathyが関係しているとの理解から,抗血小板療法を行い有効であったとする報告が散見されるため,自験例に対してもアスピリンとジピリダモールを使用したところ,一時的な効果が認められた.
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