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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1993
II 皮膚疾患の病態
アトピー性皮膚炎を考える—小児科の立場から
How to cure atopic dermatitis
秋本 憲一
1
,
飯倉 洋治
1
Ken-ichi AKIMOTO
1
,
Yoji IIKURA
1
1国立小児病院アレルギー科
1Department of Allergy, National Children's Hospital
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
アレルギー性疾患の発症予防
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
アレルギー性疾患の発症予防
pp.41-45
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900879
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アトピー性皮膚炎は単なる皮膚疾患でなく,アレルギー性疾患の一部分症である.アトピー性皮膚炎を治療することはもちろんのこと,他のアレルギー疾患の治療を並行して行い,アレルギー疾患の中でも最もやっかいな気管支喘息の発症予防指導を併せて行う必要がある.小児でも中等症以上のケースでは副腎ステロイド外用剤が必須であるが,小児の場合,難治例は外来で強力なステロイド外用薬を長期にわたり使用するより早めに入院治療を行ったほうがあとの治療がスムーズに運ぶ.年長児ではアトピー性皮膚炎の治療と同時に心理面のケアも必要である.
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