カラーアトラス
Multiple Piloleiomyoma
藤原 愉高
1
Yutaka FUJIWARA
1
1岡山赤十字病院皮膚科
1Division of Dermatology, Okayama Red-Cross Hospital
キーワード:
multiple piloleiomyoma
Keyword:
multiple piloleiomyoma
pp.274-275
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900311
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患者 52歳,男性
初診 平成元年11月14日
家族歴・既往歴 特記すべきことなし.
現病歴 約30年前,左前腕伸側に赤褐色,小豆大の丘疹が出現し徐々に増数.25年前に丘疹を数個切除したところ,切除部に一致してケロイド状に腫瘤を形成してきた.
現症 左前腕伸側に計12個のドーム状に隆起する赤褐色の丘疹ないし,腫瘤を認める.大きさは径5〜25mm,瘢痕に一致するものは大型で,表面に毛細血管拡張を伴う.寒冷,圧迫にて疹痛を生じる.2個の円形の浅い潰瘍は,パンチバイオプシーによるものである(図1).
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