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増刊号特集 最近のトピックス2019 Clinical Dermatology 2019
5.皮膚科医のための臨床トピックス
日本白斑学会の設立と目指すところ
Establishment and purpose of The Japanese Society for Vitiligo
鈴木 民夫
1
Tamio SUZUKI
1
1山形大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, Yamagata University, Yamagata, Japan
キーワード:
白斑
,
研究
,
新規治療法
,
グローバル
Keyword:
白斑
,
研究
,
新規治療法
,
グローバル
pp.156-158
発行日 2019年4月10日
Published Date 2019/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205733
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summary
白斑の病態はいまだに未解明の部分が多く,治療に難渋する例も少なからず経験される.そんな中で,国際的な白斑研究の盛り上がりと並行して,2011年よりVitiligo Global Issues Consensus Conference(VGICC)が開催され,用語や評価方法の統一基準が議論されてきた.また,2016年にはEast Asian Vitiligo Association(EAVA)が設立され,これまでに2回の研究会が開催されてきた.このような経過から,日本でも国際的に対応できる学会が必要となり,白斑学会が設立された.タスクとしては,臨床的な視点を重要視し,新規治療法の開発,白斑研究者間の情報共有ならびに若手研究者の育成,診療ガイドライン改訂などが挙げられる.
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