Japanese
English
症例報告
いぼ剝ぎ法にて改善が得られた難治性足底疣贅の2例
Two cases of recalcitrant plantar warts were successfully treated by the peeling method for warts
清水 香
1
,
川瀬 正昭
1
,
上嶋 佑太
1
,
江藤 隆史
1
Kaori SHIMIZU
1
,
Masaaki KAWASE
1
,
Yuta UWAJIMA
1
,
Takafumi ETOH
1
1東京逓信病院皮膚科
1Division of Dermatology Tokyo Teishin Hospital, Tokyo, Japan
キーワード:
尋常性疣贅
,
いぼ剝ぎ法
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
自然消退
,
難治性疣贅
Keyword:
尋常性疣贅
,
いぼ剝ぎ法
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
自然消退
,
難治性疣贅
pp.651-654
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205172
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要約 症例1:26歳,男性.左足底の2か所の疣贅に対し,他院で2週間に1回,2年間液体窒素療法を施行したが改善しないため当院を受診した.症例2:29歳,女性.左足底の2か所の疣贅に対し,他院で6年間液体窒素療法を施行していたが改善しないため当院を受診した.2例とも2か所のうち1か所にいぼ剝ぎ法を施行したところ,もう一方も自然消退した.複数個の疣贅がある場合,まず1か所の疣贅に対していぼ剝ぎ法を施行すると,残りの疣贅は自然消退が起きる場合があり,残りの疣贅に関しては,自然消退するか経過をみてからいぼ剝ぎ法の再施行などを考慮することが望ましいと考える.
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