連載 Clinical Exercise・101
Q考えられる疾患は何か?
齋藤 昌孝
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
pp.7-8
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204630
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症例
患 者:36歳,男性
主 訴:両側頰部の皮疹
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の7か月前頃より左頰部に自覚症状を伴わない皮疹が出現し,しばらくして右頰部にも同様の皮疹が出現した.皮疹は日光曝露後に増悪する傾向があった.
初診時現症:両側頰部に軽度扁平に隆起する浮腫性の紅斑を数か所に認めた(図1).皮膚表面は平滑で,鱗屑,萎縮や瘢痕はみられなかった.
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