Japanese
English
総説
発汗の生理機構に関する最近の進歩
Recent Advance in the Physiology of Sweating
佐藤 賢三
1
,
武村 俊之
1
,
嵯峨 賢次
2
Kenzo SATO
1
,
Toshiyuki TAKEMURA
1
,
Kenji SAGA
2
1アイオワ大学医学部皮膚科学教室
2札幌医科大学皮膚科学教室
1Marshall Dermatology Research Laboratories, University of Iowa
2Department of Dermatology, Sapporo Medical College
キーワード:
汗
,
エックリン汗腺
,
体温調節
,
嚢胞性線維症
,
Na-K−2Clモデル
Keyword:
汗
,
エックリン汗腺
,
体温調節
,
嚢胞性線維症
,
Na-K−2Clモデル
pp.795-799
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204165
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発汗は体温調節のために人体にとり必要不可欠な現象である.体温調節以外にも皮膚の物理,生理的機能に発汗現象は関与していると推定され,また各種の皮膚疾患においても直接的あるいは間接的に疾患の発症,経過に発汗現象は関与していると考えられる.発汗機構に関する研究は生理学的・生化学的・分子生物学的手法を用いて最近著しく進歩した.本稿は皮膚科医にとり最低限必要な発汗機構に関する最近の知見をまとめたものである.
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