Japanese
English
原著
リンパ管腫—リンパ管造影による検討
Cutaneous Lymphangioma--A Study by Lymphography
浅野 翔一
1
,
宮崎 孝夫
1
,
相模 成一郎
1
Shoichi ASANO
1
,
Takao MIYAZAKI
1
,
Seichiro SAGAMI
1
1兵庫医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hyogo College of Medicine
pp.957-961
発行日 1988年10月1日
Published Date 1988/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203982
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腰リンパ本幹系リンパ管の分布領域,即ち下肢や陰嚢にリンパ管腫の認められた患者6名に足背式リンパ管造影検査を施行した.その結果,リンパ管腫の種類(限局性リンパ管腫や海綿状リンパ管腫)の如何にかかわらず,全例でリンパ管腫病巣の存在する領域の集合リンパ管内に造影剤の残留が認められた.このことはリンパの排導遅延による管内リンパ鬱滞の存在を実証するものであり,このリンパ鬱滞がリンパ管腫と緊密な関係にあることが示唆された.
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