これすぽんでんす
Crow-Fukase症候群—小林氏の論文を読んで
繁益 弘志
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科教室
pp.96
発行日 1988年1月1日
Published Date 1988/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203827
- 有料閲覧
- 文献概要
本誌41巻11号「Crow-Fukase症候群の1例」を大変興味深く拝読致しました.
本症候群は御指摘のように,1968年,深瀬らによる「多発性神経炎,内分泌症状を伴うplasma cell dyscra—sia」の報告を以て本邦の嚆矢とするようです.その後,類似症例が相次ぎ,これに注目した高月ら1)により,同様の症例の調査・集積がなされ,一つの症候群として把握すべきであることが提唱されると同時に,外国では深瀬らの報告以前にCrowの報告が見出されたという経緯もまた御指摘のとおりと思います.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.