Japanese
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症候群事典 C
Crow-Fukase syndrome
Crow-Fukase syndrome
橋本 省
1
1国立病院機構仙台医療センター耳鼻咽喉科
pp.84
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100312
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定義・概念
多発性末梢性神経炎に免疫グロブリン異常や多彩な全身症状を伴う症例が1967年以降わが国で数多く報告され,わが国で最初に報告1)した深瀬の名と,このような症例を1956年に最初に報告2)したCrowの名を冠してCrow-Fukase syndromeと呼ばれるようになった。欧米では主要な症候であるpolyneuropathy,organomegaly,endocrinopathy,monoclonal gammopathy,skin changeの頭文字を取ってPOEMS症候群と呼ばれることが多い。しばしばmonoclonal gammopathyや形質細胞腫を認めることから,plasma cell dysplasiaの一亜型として位置付けられる。ただし,本症の本態が形質細胞の異常にあるか否かははっきりしていない。
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