Japanese
English
原著
Nodular Morpheaの1例
A Case of Nodular Morphea
工藤 隆弘
1
,
北畠 雅人
1
,
石川 英一
1
Takahiro KUDO
1
,
Masato KITABATAKE
1
,
Hidekazu ISHIKAWA
1
1群馬大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
pp.1095-1098
発行日 1986年12月1日
Published Date 1986/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203574
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要約 Nodular morpheaとしては稀と考えられる皮疹の列序性配列をみた1例を報告した.症例は5歳,女児.2歳頃から右上胸部,右上腕内側,右前腕屈側に軽度の瘙痒感を伴う小指頭大までの皮膚常色ないし淡褐色のわずかに隆起する結節が列序性に出現,組織学的に真皮から皮下脂肪小葉間にかけて間質性浮腫を伴う膠原線維の増生と結節状膨化,均質化を,電顕学的に膠原線維束のプライウッド構造を認め,限局性衆皮症の像と合致した.
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