Japanese
English
原著
環状紅斑を伴った皮膚筋炎の1例
A Case of Dermatomiositis with Annular Erythema
横山 愛子
1
,
安田 和正
1
,
平野 京子
1
Aiko YOKOYAMA
1
,
Kazumasa YASUDA
1
,
Kyoko HIRANO
1
1東京女子医科大学第二病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical College Daini Hospital
pp.461-464
発行日 1985年6月1日
Published Date 1985/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203258
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49歳,女性.顔面,両上腕の発赤,腫脹に始まり四肢の筋力低下出現.血中筋酵素の著明な上昇や筋生検所見と筋電図による筋原性の変化などより皮膚筋炎と診断したが,背部に持続性環状紅斑を伴う.持続性環状紅斑の原因と考えられるものとして悪性腫瘍,薬剤,感染,免疫異常があげられるが,前3者に対しては確認されず,皮膚筋炎に伴ったものと考えた.
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