Japanese
English
原著
蚊アレノレギー症の1例
A Case of Mosquito Allergy
安田 和正
1
,
平野 京子
1
Kazumasa YASUDA
1
,
Kyoko HIRANO
1
1東京女子医科大学第二病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical College Second Hospital
pp.293-297
発行日 1980年4月1日
Published Date 1980/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202206
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
9歳男子にみられた蚊アレルギー症の1例を報告するとともに,その発現機序への考察および蚊抗原性物質の局在と性状について若干の検索を行った.その結果long-term—sensitizing IgEとshort-term-sensitizing IgGが本症の発現に最も重要なfactorであると考えられた.また蚊抗原性物質はMain salivary ductが存在すると考えられる頭部のみならず,他の部位にも存在し,分子量1万以上の蛋白に即時型抗原性が強いことがわかった.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.