Japanese
English
原著
小児皮膚筋炎の5例
Five Cases of Childhood Dermatomyositis
木村 鉄宣
1
,
土屋 喜久夫
1
,
具志堅 初男
1
,
三浦 祐晶
1
Tetsunori KIMURA
1
,
Kikuo TSUCHIYA
1
,
Hatsuo GUSHIKEN
1
,
Yusho MIURA
1
1北海道大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
pp.495-501
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202240
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小児皮膚筋炎5例について,診断と予後を中心に検討した.厚生省調査研究班の診断基準では2例が確実例,2例が疑い例であるが,残る1例も主として皮疹の性状から皮膚筋炎と診断した.また予後からみると,5例のうち1例はWinkelmannの報告したBanker型,4例はBrunsting型と考えられた.その他臨床症状,検査成績について文献と照応して検討し,また治療に関連して,コルチコステロイド内服療法を行うときは腹部症状に常に注意を払う必要があることを結論した.
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