Japanese
English
原著
足底の悪性黒色腫—自験16例を中心として
Plantar Malignant Melanoma
細川 倫子
1
,
加藤 泰三
1
,
清寺 真
1
,
阿部 力哉
2
Michiko HOSOKAWA
1
,
Taizo KATO
1
,
Makoto SEIJI
1
,
Rikiya ABE
2
1東北大学医学部皮膚科学教室
2東北大学医学部第二外科学教室
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
2Department of the Second Surgery, Tohoku University School of Medicine
pp.523-528
発行日 1979年6月1日
Published Date 1979/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202075
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1966年から1978年10月までに当教室で経験した悪性黒色腫のうち,足底に出現したもの16例を中心として,主に統計的に検討した.これら16例の初診時平均年齢は63歳,男女比は11:5と男に多かった.発生部位は踵9例,趾基部および趾腹5例,土ふまず付近2例であり,14例が右足に出現していた,また11例に外傷や小範囲切除の既往が認められ,部位的特異性が腫瘍の進展に影響を及ぼすことがうかがわれた.
さらに組織学的所見も含めて,足底の悪性黒色腫の臨床的特徴について述べた.
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