Japanese
English
原著
水疱性類天疱瘡
Bullous Pemphigoid
菅原 信
1
,
荘 由紀子
1
,
籏野 倫
1
Makoto SUGAWARA
1
,
Yukiko SHO
1
,
Hitoshi HATANO
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
pp.25-31
発行日 1979年1月1日
Published Date 1979/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202002
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17歳,男子.初診時,発疹学的に紅斑性天疱瘡,多形日光疹などを疑ったが,その後皮疹が全身に拡大したこと,組織学的に表皮下水疱形成,DDS無効,粘膜疹の存在,および螢光抗体法所見などから水疱性類天疱瘡と診断した1例を報告した.内臓悪性腫瘍(−).副腎皮質ホルモン製剤大量内服にて改善す.ヨードカリパッチテスト陰性であったがヨード系薬剤の投与により皮疹の再燃をみた.病状と抗基底膜抗体価は平行せず,抗体価陰性血清において補体結合性抗体(HG因子様現象)陽性を示した.
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