Japanese
English
薬剤
Diflucortolone valerate軟膏(w/o型乳剤性基剤)の皮膚吸収による副腎皮質機能抑制の検討—0.25%Fluocortolone軟膏(w/o型乳剤性基剤)との比較を中心に
Studies on Adrenocortical Suppression Following Percutaneous Absorption of Diflucortolone Valerate Cream (W/O type)
武田 克之
1
,
重見 文雄
1
,
白石 聡
1
,
原田 種雄
1
,
野本 正志
1
,
阪田 和明
1
Katsuyuki TAKEDA
1
,
Fumio SHIGEMI
1
,
Satoshi SHIRAISHI
1
,
Taneo HARADA
1
,
Masashi NOMOTO
1
,
Kazuaki SAKATA
1
1徳島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Tokushima University
pp.599-603
発行日 1978年7月1日
Published Date 1978/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201926
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
皮膚科領域でcortisol誘導体の2.5%hydrocortisone acetate軟膏の臨床効果がはじめて認められてから(n/Sulzberger1),1952)25年余の間に,数多くのコルチコステロイド外用剤が開発・市販され,皮膚疾患の治療に欠かせない薬剤となっている.一般にコルチコステロイド剤の局所外用は全身投与に比較して副作用が少ないとされている.しかし近年,局所抗炎症作用のより強力なステロイドが次々と開発され,さらに外用法として密封包帯法(以下ODTと略記)が頻用されるようになってから,外用療法とて経皮吸収による全身への影響を否定できず,乱用をいましめる声もおきている.
著者らは日本シェーリング社から0.1%diflucortolone valerate軟膏(W/O型乳剤性基剤)の提供を受け,そのODT外用が副腎皮質機能におよぼす影響を検討したので報告する(治験期間1975年11月〜1976年11月).
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.