皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
Lymphocytic infiltration of the skin(Jessner & Kanof)
本間 真
1
1国立姫路病院皮膚科
pp.796-797
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201203
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症例 51歳 女子
現病歴と現症 5カ月前,右頬部にほぼ円形の境界比較的鮮明な皮表より僅かに隆起する紅色浸潤面を生じ,次第に拡大して来た.自覚症状は全くない.初診時(図l)には右頬部に2.6×3.0cmのほぼ円形,境界鮮明で中央部は皮膚面から僅かに陥凹し,辺縁やや隆起する紅褐色の浸潤局面をみる.表面は僅かに凹凸不平で毛孔の開大があるが,萎縮,鱗屑は認めない.所属リンパ節腫脹はない.
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