印象記
プラハとワルソーの大学皮膚科を訪ねて
朝田 康夫
1
1関西医科大学皮膚科
pp.263-267
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200963
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昭和46年8月23日から28日迄,チェコスロバキヤのプラハで第7回国際化学療法学会が開催されました.日本から各科合わせて約120名の参加があつた由で,私もCoryncba-cterium acnesの演題を出し参加しました.会場はRudolfinum(Hou-se of Arts)でモルダウ川に面した静かな所で10の小会場に分れておりました.私の口演のScctionはA−14−4のclinical evaluation of an-tibacterial chemotherapcutics indermatovenerologyで座長はProf.Kleine-Natrop(Dresden),Prof.Meyer-Rohn(Hamburg),Prof.Stüttgen(Berlin),およびProf.Fadrhoncová(Praha)が交代で勤められ,私の口演の時はProf.Me-yer-Rohnでした.Meyer-Rohn教授とはドイツで一度お会いしたことがあり,そのためか大変気楽に口演することが出来,座長席から私にウインクを送られながらの司会に助けられて大過なく10分間の持時間を終りました.用語は全て英語に統一されておりましたが,英語も各国によつてこれ程違うかと思う程それぞれのお国ぶりのしやべり方でした.
この学会に参加した機会にプラハ並びにワルソー(ポーランド)の各大学皮膚科を訪ねてみました.チェコとポーランドの皮膚科クリニックについては,すでに横浜市大の野口教授が立派な報告を書いておられます.二番煎じですが以下私なりに感じた点を少し報告したいと思います.
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