印象記
日本皮膚科学会第32回東部連合地方会
帷子 康雄
1
1弘前大学医学部皮膚科
pp.97-99
発行日 1969年1月1日
Published Date 1969/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200456
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転換期を迎えた我が国の教育体系と医療制度が激しく揺れ動く裡に,第32回東部連合地方会は竹内教授を会長として,10月19,20日千葉大学医学部記念講堂において行なわれ,一般演題55題スライド供覧40題,特別講演さらに皮膚科以外の3教授を講師とするラウンドテーブル・デスカッションとして「酵素および補酵素に関する諸問題」がとり上げられた。
〔一般演題〕第1会場,第1日の第1席神村(札医大)はCooling-re—warming testの疾患特異性について報告し,血管障害の機能的か器質的かの区別などが質疑され,萩原(千葉大脳研他)は熱電効果を利用せる組織血流測定法を局所皮膚血流の測定に応用し,精神状態が皮膚血流に反映することを確め,刺激図形などに対する反応性から精神神経疾患を幾つかの型に分けた。
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